木の家つくり手ブログ

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2011年1月29日

木の家ネット第10期総会・神奈川大会の報告

2010年11月21-21日、神奈川で木の家ネットの総会が行われました。晩秋の鎌倉を、3コースに分かれて半日歩き回った後、宿での鎌倉のまちづくりをめぐるミニ講演会、宴会、分科会と、もりだくさんな初日。続く二日目も、木の家ネット10年の歩みをふりかえり、最近の会員の自主活動が報告された総会、近隣の会員施工例を訪ねる現場見学と、充実した二日間で、参加者は大満足でした。

2010年12月26日

大工・村上幸成さん(村上建築工房):チームで大きな木の仕事がしたい!

千葉県南房総市に、村上建築工房さんを訪ねました。自分の手を動かしてのものづくりの面白さを知り、建築学科を卒業してから大工の道に入った村上さんは、工房のメンバーや地元の職方チームに恵まれ、無垢の木の家づくりを実践しています。将来は子ども園など、地元の子どもたちが使う木でつくる公共建築を、職人チームで手がけたいというのが将来の夢です。

2010年11月26日

工務店・山本兵一さん(大兵工務店):蔵の街の再生をめざして

北関東の小江戸とよばれる栃木県栃木市で工務店を営む大兵工務店の山本さんの現場報告です。地元のとちぎ祭りで山車を引き、蔵の街並を再生するために伝建地区指定、建築関係者の間での伝統技術の勉強会開催など、精力的に活動する山本さん。数寄家、社寺建築、漆喰塗り壁などさまざまな「引き出し」をもつ山本さんの現場や作業場を訪れ、仕事への思いを聞かせていただきました。

2010年9月9日

こんな土壁つくってます?アンケート集計特集

木の家ネットで集めていた「土壁アンケート」のまとめです。地域性、親方から受け継いだ技術の違い、土の性質・・さまざまな要素がからみあい、多様な回答に結びついてます。また、それぞれの回答の背後には、そう答える理や必然性も見えてきます。「いちがいに言えない」土壁の世界の幅を感じてください!

2010年7月28日

きらくなたてものやチーム:家づくりを自分の手に!

土壁特集の第3弾は、きらくなたてものやチームのインタビュー。土練り、小舞かき、荒壁つけ、柿渋塗りなど、建て主さんが関われる工程はめいっぱい楽しんでもらおう!と、建て主さん自身が参加できる場面をたくさんつくっっています。4ページめには、土壁セルフビルドを応援する全国のつくり手からのメッセージ集も載せていす。

2010年4月27日

大工・高橋俊和さん(都幾川木建):初原の営みに魅せられて

埼玉県のときがわ町に高橋さんを訪ねました。長い時間を生きた木がそのまま家の大黒柱となり、家の中心軸となります。そのような家では、木は家づくりの材料であるだけでなく、家の魂となって宿っています。結(ユイ)での家づくりが色濃く残る三宅島で高橋さんが大工棟梁に学んだ伝統構法は、技術としてだけでなく、民族の精神文化として、しっかり受け継がれています。

2010年2月25日

林業が良くなっていくには、何が必要か

どんな家づくりに使うかによって、どんな木が「よい木」なのかは違います。では、木組みの家づくりにとって「良い木」とは何か? 「良い木」がもっとでてくるようになるためには何が必要なのか? 家業の林業を継ぐ決意をしたミドリちゃんと、大工のよっちゃん、林材ジャーナリストの楠さんとの軽妙鼎談で、お送りします。

2010年1月16日

新潟県中越地震被災地訪問レポート

「木の家は弱い」「古い木造は危ない」といった風説が流された阪神・淡路大震災からちょうど15年。一方で、伝統木造の「古い道理」の検証や見直しも地道に進んでいます。伝統的な民家の多い新潟県中越地方では、多くの家が激震に耐え抜きました。被災した民家の修復に力を尽くした長谷川順一さんの案内で、アルチザンプロジェクトの大工・中村が山古志を訪れたレポートをお送りします。

2009年10月6日

第三回これ木連フォーラムの報告

「ちょっと待ってーな!こんなんでほんまに伝統構法、まもれるんやろか」これ木連第三回フォーラムが9/12に開催されました。3年の予定の半ばを過ぎた「伝統構法の性能検証・設計法構築事業」の先行きに、委員として参加する実務者たちは不安を抱いています。その理由は? 関係者はそれぞれ、どう思っているのでしょうか?

2009年8月2日

アルチザン・プロジェクトat名古屋、始動!

2008年11月?12月にE-ディフェンスで行われた伝統木造住宅実大振動実験で揺らした実験棟を、月イチで木の家づくり関連のワークショップを開催しながら再建するプロジェクトが名古屋で始まりました。泥コン屋さん訪問&土練りワークショップのレポートと、今回のプロジェクトの立ち上げ人である中村武司さんにインタビューをお送りします。

2009年6月4日

「伝統木造のこれから」住宅瑕疵担保責任保険、伝統構法の扱いは?

2009年10月以降引き渡しの新築住宅は「住宅瑕疵担保責任保険」加入が義務となる。「つくった家の面倒をずっと見るのはあたりまえ」と思うつくり手には「?」な保険制度。しかも、伝統木造は防水面で保険対象となるか不明瞭?? これ木連主催で行った、つくり手の疑問を保険法人になげかける勉強会のレポートも織り交ぜ、この保険を徹底解剖。

2009年1月26日

伝統木造設計法構築に向けて、実物大実験!

2008年11月~12月にE-ディフェンスで行われた伝統木造住宅実大振動実験のレポートです。実物大の家を大きな振動台にのせ、さまざまな地震波で揺らしたところ、基準法レベルの耐震性はクリアしていること、阪神・淡路大震災のJMA神戸波でも、結構もちこたえることが分かりました。実験映像もご覧いただけます。

2008年9月27日

鈴木祥之先生(立命館大学教授):伝統構法で使える耐震設計法を探る

限界耐力計算を使って、仕様規定にはのらない伝統構法の耐震性を評価する手法を編み出し、伝統構法関係者に絶大な支持を受けている鈴木祥之先生。京都に先生をお訪ねし、阪神大震災をきっかけに木造へとシフトしていった経緯や、設計マニュアルづくり、実大実験などについて語っていただいた。

2008年5月25日

越海興一 室長(木造住宅振興室):国交省木造住宅振興室室長に訊く「200年住宅」

数世代にわたって住み継げるだけの性能をもった「長期優良住宅(通称/200年住宅)」の建設に、税制やローンの優遇措置や補助金が用意されるようになるという。国をあげて推進するこの計画が、どのような考えで進められているのか、伝統構法との関わりを中心に、国交省住宅局住宅生産課木造住宅振興室の越海興一室長さんにお話を聞いた。