001

01 全体的な考え方

現行ルート1はあまりにも壁量計算に偏りすぎていて、伝統構法などのラーメン構造に対する配慮が欠けている。(RC・S造では当たり前にできることが、木造ではスカッと抜けている。)限界耐力計算によらず、ルート1で設計できる環境を作ってほしい。

愛知県

設計士

002

01 全体的な考え方

建築法律全般ですが、法改正するのではなく、罰則規定を厳罰化すればよいのでは。設計者、工務店等の責任において建築をするのが当たり前の事。当たり前の事が出来ないものには厳罰をもって処するのが妥当と思う。

愛知県

大工・工務店

003

01 全体的な考え方

職人がつくる木の家(伝統構法)と最近主流のプレカットの家(在来工法)が同じ土俵にのっていること自体に無理がある。ゆっくりとでもいいから、少しずつ改善していって、職人にとって家をつくりやすい環境にしていってほしい。

愛知県

大工・工務店

004

01 全体的な考え方

国産材を使った木の家や職人の伝統技術を生かすことのできる家造りが増えるような法律をつくって欲しい(補助金制度など)。日本が自国の良さを自慢できる国であって欲しい。

愛知県

設計士

  

005

01 全体的な考え方

今がチャンス。木造の家づくりをしている関係者の方々にこの「機会」は二度とないと考えます。

愛知県

 
  

006

01 全体的な考え方

伝統構法が建築基準法に位置づけられていない。タイプが違うのに保険まで一律の考え方になっている。

愛知県

住まい手

  

007

01 全体的な考え方

多くの工法、構造を法律で一律に規制することがそもそも無理があると思います。HMの工法から在来木造、伝統工法などそれぞれできめ細かく決めるか、できなければ全て施工者、設計者責任にしてしまう方がいいと思います。(信用のないところは淘汰され、信用のあるところは残る。そして消費者もいちいち国の責任をうんぬんといわず、自ら調べるかあるいは第三者に依頼して判断するということだと思います。)

愛知県

設計士

008

01 全体的な考え方

もともと基準法自体が最低基準だとうたっているように、その基準(数値など)を満たしてさえいれば合法であり、良い建物だという考え方が、耐震偽装はじめ様々な法すれすれの醜悪な建物群を生んできたように感じます。最低基準も大切ですが、これからの時代、良質なストックを生むようなゆとりある基準作りが必要だと考えます。

愛知県

大工・工務店

009

01 全体的な考え方

建築基準法が日本全土にかぶること自体、疑問。地域性を重んじ、県単位で考えるべき。

愛知県

大工・工務店

  

010

01 全体的な考え方

木造と一口に言っても、いわゆる在来工法と伝統型工法では設計思想が異なります。評価基準が画一的なものであったり、その適用方法が杓子定規であると、長い時間を経て作り上げられ、洗練されてきたものが不当に淘汰されてしまいます。伝統的な建築には、自然に根ざした人間の暮らしの叡智が凝縮されています。今日の環境と文化の危機の時代において、一国の文化の根幹をなす伝統建築を守り育てることが何よりも重要だと感じます。

愛知県

住まい手

011

01 全体的な考え方

木の文化と言われてきた日本のはずですが、技術進歩が「木は使いにくい」という方向へきてしまったのが残念です。世界中どこへ行ってもその国の特徴ある建物が残っていてそれらを観るために観光客が来ています。日本の場合でも京都や奈良、高山など日本的な家並みの残っているところが世界の注目を集めているということはまぎれもない事実です。伝統的な建物が伝統的な工法で建築できなくなるなどと言うことは絶対に避けなくてはいけないことだと思います。最近になって日本の木を生かした建築も観られるようになってきました。木の復権を確かなものにして日本の家として恥ずかしくない良い建物を造り、良い景観を造り、京都や奈良だけでなく日本中が日本らしい街並みに成るように考えてほしいです。

愛知県

木材関係

  

012

01 全体的な考え方

現代の建物は自然(つまり生き物)とのバランスが悪いと思います。密閉すればするほど生き物の行動が人間生活と対立します。伝統工法ではこれがうまく処理されています。

愛知県

その他職人

  

013

01 全体的な考え方

年配の棟梁は家は柔らかく、屋根は重く造れと教わったとききます。(地方性もあると思いますが)しかしながら建築基準法は屋根は軽く、壁は硬く、基礎に緊結します。真反対の考え方です。基準法は現在の金物多用な在来工法である建物には有効であるかもしれませんが、伝統的手法で建てられる建物に基準法の構造法規の適用により伝統的考えと在来軸組の考えが混在していて良い物かと疑問を感じております。伝統工法を研究、解明する事でより明快な構造解釈が設計者としても出来る様に望みます。伝統建物の耐震改修に対しても有効な手段が欲しいです。

愛知県

設計士

014

01 全体的な考え方

構造計算という解析方法について、構造計算でOKがでたから、大丈夫。などと言い切ってしまう風潮を反省したい。そもそも、どんな強さの地震が、どの方向から来るかもわからないのだし、その地盤がどんな特性かということを全て把握できる訳ではない。基準をつくる国や研究者たちは、特に木造に関しては、構造計算書式にあてはめて完璧に解くということは、まだできないのだ。と、認めるところからスタートした方が良いと思う。もし仮に、簡略的な構造計算法が作り上げられたとしても、現場でのその計算結果はどれほど担保されるのだろうか。一本一本素性の違う自然素材に強度表示スタンプを押して現場でチェックできたとして、(それほどの手間=コストをかけて)本当に計算通りの建物になっているかどうか、真実は、誰にもわからないのではないだろうか。限界耐力設計をしたところで、真実が闇の中なのは、なんら変わりはない。そこまで、謙虚になって、地震で倒れない、崩れない家ってどうすればいいんだ?と、立場の違う人達が集まって知恵を出し合う姿勢でなければ、良い方策には巡り会えないと思う。計算できなければ、実験しかないのですが、縮小モデルでの実験というのは、有用性があると思うので、もう少し活用できないものでしょうか?

茨城県

設計士

  

015

01 全体的な考え方

今では「石場建てよりもコンクリート基礎」「木組みよりも金物での接合」が主流であるため、周囲の人達の理解が得られにくいです。これまで自分が読み続けた本を読んでもらうのも難しいので、もっと多くの人達にわかってもらえるようなPRの仕方があれば良いなと思います。

岡山県

その他

016

01 全体的な考え方

かつて家は地域の人たちの結で、地域地域それぞれの風土にあったものが作られていた。今、日本全国同じ基準で作る事しか認められていない事。

岡山県

設計士

017

01 全体的な考え方

伝統構法は日本が世界に誇る木造建築文化です。日本で伝統構法が建てられなくなるということは、日本の木造建築文化の崩壊につながります。法律によって国の歴史的な財産を失うような愚かな政治を行うことのないように、胸を張って伝統構法を建てられるようにしていただきたい。

岡山県

設計士

  

018

01 全体的な考え方

三十代、築100年の家を伝統木構法で改築した。日本において長期優良住宅として実証されている実例はこの工法以外にないからである。問題は資金の借り入れと火災保険が高いことである。木は燃えやすいのか。地震にコンクリートは強いのか。実状と合っていないと感じる。また、木造軸組、真壁、石端建てだと手抜き工事しようがない。現在の住宅に関する政策はおかしい。規制が多すぎる。むしろ伝統木構法を保護し、山から大工まで質の高い住宅を供給できるような法律の抜本的改正をもとめます。

岡山県

住まい手

019

01 全体的な考え方

1945年「太平洋戦争」敗北後の荒廃、復興時の乱雑な建て方を規制するため、1950年に施行され、戦後64年経た現建築基準法は完全に時代にそぐわなく、基本の第一条を継承以外は全面改定見直しが必要です。この地上の国民は借金地獄の世界となりました。人間静かに休む「住宅」・人間が活動する「建物」など根本を変えないで、継ぎ接ぎだらけの法律では完全に「畜生」の世界になり将来は国家の滅亡が予想されるので、国民の英知を求めて各分野別法律「建築基本法」制定するべきです。

岩手県

 
  

020

01 全体的な考え方

超高層ビルもささやかな個人の住宅も、一つの法律でくくろうとするところに条文のわかりにくさや矛盾がでてくるのだと思う。規模別に条文をまとめれば、もっと使い勝手がよくなると思う。また、個人が自己使用する住宅に関しては、あまり事細かな規制をかけずに住人の自己責任で自由度を上げても良いと思う。たとえば階段の手すりなどは、ないよりはあった方が良いことはわかるが、中には「いらない」と言う施主もいる。「なぜ、個人の家のこんなことまで法律が介入してくるのか?」と言われたこともある。天井高についても、別に危険はないのだから趣味的に低い天井の部屋をつくる自由があっていいはずだ。あえて窓の小さな暗い部屋が欲しい、と要求されたこともある。今の法律は建て売り業者の劣悪な物件を規制しようとするあまり、個人の趣味志向の範囲にまで手を突っ込んでしまっている。住人の意志表明書などを条件にゆるく運用する条項と、明らかな危険があるのできっちり守らせるべき条項とを作ったほうが良いのではないか。

岐阜県

設計士

021

01 全体的な考え方

歴史的な建築物をみると、社寺あり、商家あり、農家あり、様々な形態、構法・工法があり、時代的・社会的な背景、地域性により多様化しています。現在の建築基準法は、多様な建築を一絡げに規制しようとしているところから無理が生じています。仮に、現行の建築基準法の中に伝統構法が言及されたとしても、多様な伝統構法のすべてが陽の目を見ることは無理でしょう。“住む人の命を守る”ことを大前提とした大枠のみを規定した、新しい法律をつくるべきではないでしょうか。地域性を認め、実態に即した規定をするために、細かな規定は地方行政にまかせることもよいと思います。

岐阜県

木材関係

  

022

01 全体的な考え方

現在、石場立て、三和土、荒壁、木組みによる家を建築中の施主です。本当に信頼出来る方(私との関係性はCMという立場ですが、はっきり申しましてそれ以上に好くして頂いております。御家族総出で・・・)に出会え、気持ちと志の有る職人さん達に仕事をして頂いております。つまり、住まい手である私はつくり手の皆さんと、しっかり信頼という関係で繋がっているという事です。であれば、瑕疵担保履行法なるものによる保険(しかも我が家の場合、免責ばかりで保障の対象外)への強制加入(施工者に課するという事は財源は施主、及び施工者の財務事情圧迫)にしても、平屋建て以外は石場立てが実質不可能な建築基準法にしても、一体全体どんな意味があるというのでしょうか。信頼に勝る保険も法律も、そんなものは何処にも存在するはずがありません。信頼関係とは程遠い、利益(しかも目先の)生産性重視(浅はかな意味での)の経済至上主義による家作り(というより家売り)をしている業者(大手ハウスメーカーや建売販売業者等)を取り締まる為の意味合いにおいてむしろ、基準法の厳格化も瑕疵担保履行法も多少は意味があるのかも知れませんが、実態は全く逆で、誠のつくり手のする事を阻み大手メーカー等を助長することになってしまっている。社会矛盾そのものです。法律や保険が真に消費者を守る為のものであるのならば、誠のつくり手を探し出し、縁あって信頼関係で結ばれたのであれば、消費者でもある住まい手の意向により一筆「自己責任により云々・・・」としたためれば、ある程度多様性の有る建築方法を認めるという事で良いのではないかと本当に思う次第です。 日本各地の風土に根ざし、古よりつくり手の心から心へ受け継がれ、永い時間軸により担保された伝統を、時間軸から外れた(という事にも気づいていない?)現代人の浅はかな知恵により阻害するような事があっては絶対にならないと強く思います。知・徳・体のうち、「体」そして一番大切な「徳」を忘れがちな現代社会、何とかしないといけないですね。自分自身に「喝!」です。

岐阜県

住まい手

  

023

01 全体的な考え方

構法や狭義の法解釈だけでなく視野をひろげられることを希望します。

岐阜県

住まい手

  

024

01 全体的な考え方

伝統構法が優れているのは、現存する建物を見れば明らかであるのに、新技術のほうが優れているかのような風潮がある。子孫にツケを残さず、智恵を与える素晴らしい財産であるはずだ。

宮崎県

大工・工務店

  

025

01 全体的な考え方

昭和25年の建築基準法以来 在来木造の構法が日本の木造建築の主流となってしまった。まだたくさんの優れた技術を持った大工がいたのに、技術のいらない工法ツーバイフォーが建築基準法に正式に組み込まれ、それでも伝統構法は枠外のままであった。それは構法が劣っているからという理由ではなく、構法が優れているからこそ計算外の強度を計算しにくいという理由(これは明治維新以降欧米のトラス、RC造建築に偏った学問が進み、日本の優れた構法を研究する学者が少なかったということも大きな要因)で、誰でも接しやすいようや基準が作られてこなかったことに起因する。日本の優れた技術と構法を、今、法律への組み込みという形で残さなければ、これまですたれさせてきただけでなく 絶滅の危機に瀕している。ただの復古ではない。建築基準法が出遅れてしまったことは仕方がない。これからでも 緩和という形で伝統構法を組み込む方策を採用する必要がある。

宮城県

設計士

026

01 全体的な考え方

建築基準法の木造部分に係わる細かな条文については仕口・継ぎ手金物や壁倍率をはじめ疑問に感じる箇所が多くありますが、それは木造在来工法をベースに考えられているので、伝統工法に当てはめて考えると無理・矛盾が出てくるのは当然のことだと思います。木造部分の考え方、根本の改正が必要だと日々感じています。「基準」は構法を限定的にすべきではなく、様々な構法の安全性を確保できる最大公約数的なものであるべきだと思います。構法別に適正に評価し、その構法ごとの基準を整備すればいいだけだと思うのですが・・・。その中で、どの選択肢を選ぶかは各個人・設計者の判断で良いのではないのかと。文化財レベルの建物や民家などこれほど実績(歴史)があるにもかかわらず、伝統構法の基準が明記されていないのがつくづく疑問です。

宮城県

設計士

027

01 全体的な考え方

もともと生活していく上で最低限の制約を示した建築基準法に継ぎはぎをして厳格化していこうとしていることに無理を感じています。経済政策ではなく国が何を守っていくか、はっきりした展望をもって法律を作り直す必要があります。その中で伝統構法が再定義されていけば良いと思います。伝統構法といっても、もはや全体の体勢からすれば新しい技術、構法だと思います。昔から続いているけれど、見て見ぬふりをして経験と勘をたよりにしてきた古くて新しい技術をちゃんと検証していくことが世間の認知にも繋がっていき、また家を建てるときに選択肢のひとつとなるように木の家ネットのような啓蒙活動も必要だと思います。

群馬県

大工・工務店

  

028

01 全体的な考え方

 職人軽視しすぎでないですか?職人さんが他の職人さんのどこをみて信頼するのか、図面等何をみてどの箇所を見て大丈夫かどうか判断するのかいろいろあると思いますけど、そこも調査する必要があるのではないでしょうか。

高知県

学生

  

029

01 全体的な考え方

私は、民間の木造建築専門の大工ですが、民間の工事に対して、行政が余り介入しなくても良いのではないかと思います。今の、建築基準法は、大手ハウスメーカーやプレハブメーカー寄りの法律の様に思えてなりません。日本の建築文化をもっと大切にしなくてはいけないのでは。

高知県

大工・工務店

030

01 全体的な考え方

性悪説にもとづいた法律では、創造的で美しい建築や町並みは生まれないのではないか。日本人に備わっている美的感性を伸ばすような法律体系が望まれる。

埼玉県

大工・工務店

031

01 全体的な考え方

最低限の基準が創造性を失わせる建物づくりになっている現状を改善してほしい

埼玉県

大工・工務店

032

01 全体的な考え方

建築基準法が設立時と現在の時代状況の乖離が砂上の楼閣に似た状況を呈していると思います。次の世代に安全・安心な建築をつくるために、誰が、どんな建築を、どのようにして造るべきかを再考する時と考えます。

埼玉県

設計士

033

01 全体的な考え方

建築基準法が昭和25年に施行されてから長い時間が経過し、つど起こる問題や課題に対して、対処療法的に対応してきました。巷間「絆創膏で継ぎはぎだらけ」と揶揄される所以です。絆創膏の上に、また絆創膏を張り続けてきています。本来、最低基準として理解し、遵守すべき事項が、複雑化した条文の解釈に終始し、その目的や理念から遠のき、あるいは建設の実情に合わない状況もでてきています。その整理の意味でも一度、大きな大改定を行う時期であり、政権交代はその良き機会と捉える必要があります。現在、建築基本法の議論もされていますが、建築および都市の本来あるべき姿の理念を掲げ、細部の技術の指標を示し直すことが望まれます。

埼玉県

設計士

  

034

01 全体的な考え方

シロアリ対策を、個人で営んでいる者です。問題の指摘という大袈裟な回答は出来ませんが、これまでのシロアリ被害現状をいくつかの分野ごとに記載させていただきます。

埼玉県

その他

  

035

01 全体的な考え方

構造的に耐力壁の倍率は低い為、耐力壁を多くバランス良く配置していくのですから水平剛性の為の火打ち梁の必要性も少なくなるのではと考えております。ですが基準法では入れることが前提なのが疑問です。

埼玉県

大工・工務店

  

036

01 全体的な考え方

もっと伝統構法に対する緩和策があっても良いのではないか。

埼玉県

住まい手

  

037

01 全体的な考え方

木造住宅をつくる場合、二つに一つしかないと考えます。一つは固めてつくる。もう一つは柔らかくつくる。多くの実験や議論から、どちらにも長所があり短所があることが分かってきました。つまりどちらでもつくっていける法律なり制度があれば、大きな問題にはならないように思えます。固めてつくることだけを良しとした基準法の中で、いくら柔らかい建物の議論をしても埒があかないのは当然です。皮肉にも実際に長生きしている木造住宅はほとんどが柔らかい建物です。この現実を受け止めて、柔らかい建物を受け入れることが必要です。もっと広い視点で考えれば、国としても長寿命の建物を増やしていきたい訳ですから、柔らかい建物がなぜ長く生き続けられているのかを学び、柔らかい建物も受け入れる柔らかい頭が必要です。

埼玉県

設計士

  

038

01 全体的な考え方

耐震・エコばかり主張されていて、本質的な住んでいて気持ちのいい家、美しいまちという議論が国全体でなされていない。我が国の住宅は安売りの競争でこの2つさえ押さえておけばなんでもよいという事情になっている。恥

埼玉県

住まい手

039

01 全体的な考え方

長年月をかけて培ってきた日本人の知恵や技術を、今に活かそうと言う気持ちはあって良いと思う。今現在の研究、学術では解けないとか言うことより、千何百年存在して来たそのものに、もっと自信と誇りを持って、なおこれからさらに活かす、そういう心で見てもらいたいと願う。構法にしても、材料にしても。

三重県

設計士

040

01 全体的な考え方

千年を超える時間をかけて築いて来た日本の伝統、技、をもっと尊重すべき。先人の教えは大事にしましょうと言うでしょ。そこを3年で、というのも無謀ですが。。やらねば!ですね。

三重県

設計士

  

041

01 全体的な考え方

伝統構法は、なぜ作りやすく法改正していけないのでしょうか。

三重県

設計士

  

042

01 全体的な考え方

法の条文が読みやすい体裁や表現になることを期待します。法律特有の言い回しなど、固定観念を払拭すればもう少し分かりやすくなると思います。

三重県

設計士

  

043

01 全体的な考え方

住まい手側ですが、法律などで自由な家づくりができにくくなっていくことは、困ります。

三重県

住まい手

044

01 全体的な考え方

全般的にもっと昔ながらの構造を認め、使えるようにしてほしい。工法をひとくくりにし、それ以外の例外は認めないというのはおかしい。

三重県

大工・工務店

  

045

01 全体的な考え方

衣・食・住、人間の生活・文化の中でもっとも大切なもの。その住の文化を一体、国はどう考えているのか?目先の問題への対症療法のような法律では日本は駄目になってしまう。営々と続いてきた木造の文化を守り、発展させていかないと私たち日本人のアイデンティティがなくなってしまう。それが一番の問題です。木造の研究をもっともっと進められるような施策が必要。個々に対応するのでは限界がある。

三重県

設計士

  

046

01 全体的な考え方

法隆寺が、なぜあれだけ長持ちする建築物なのか?そのために、作り手はどうしてきたか?適材適所の意味するところは、想像以上に奥深いものだと思います。社会の一旦を担う建築物を作る心ある手刻みの知恵の継承が危うい日本・・・。多くの腕のよい大工さんでも、この不況で仕事にありつけず、薄利多売の住宅を安い日当で、ギリギリの生活を強いられ、あげくの果てには、コンビニでバイトしている大工さんもいると聞いたことがあります。伝統工法について・・・。伝統工法が、そもそも建てられないのは、国交省を含めて、行政側の責任回避でしかありません。

三重県

その他

  

047

01 全体的な考え方

一般的に現在の伝統構法に対する評価が、あまりにも低く認知されてないのが残念でなりません。こんなにすばらしい木組みの技術・知恵をこの国自ら手放している現状に危機感を強く感じます。このままでは、将来日本に伝統構法がなくなるのではと危惧しています。なんとしても、木の家ネットのみなさんを中心にして、次世代へ伝統構法を継承してほしいと思います。住まい手として、陰ながら木の家ネットのみなさんの御活動を応援したいと思います。

三重県

住まい手

048

01 全体的な考え方

法律の条文を増やすということは、必然的に違法建築を増やすことになる。犯罪を無くすには法律を減らせば良い。どのような家を建て、どのような生活をするかはそもそも基本的人権として保証されるべきであり、それを縛る法律は最小限であるべきだと考えます。その最小限の法も、人口密集地である都市部と地方都市、農村部等では異なってしかるべきです。基準法は国家として基本理念のみをうたい、個別の規則とその運用は各自治体にまかせるべきです。

山口県

大工・工務店

  

049

01 全体的な考え方

家は、そこに住む家族の生活を包み込む器であり、構造的な安全性や、文化、風土的な地域性、持続性、機能性、快適性、職業、趣味、人生観など考慮すべき点が多々あります。とくに構造的な安全性に関しては、作り手である我々がきちっと説明できる必要があると思います。また、地球環境のことを考えると、新建材などは使わず、天然、自然素材だけで家を建てることが望まれます。昔は当たり前に建てていた家を当たり前に建てたいものです。そのための実験、研究などを私が所属する大工塾でやっております。こういった主旨での研究をこれからの人材育成も踏まえて、国をあげてどんどん進めていただきたいです。現在の建築基準法では、後世に建築廃材などの負の遺産を残し、日本が世界に誇る木造建築文化を滅ぼすことになります。

山梨県

大工・工務店

050

01 全体的な考え方

これだけ経済優先主義が問題を起こしてきている今日なのに、未だに住宅に関しては産業優先のシステムがガッチリとあり、内情をシッカリと伝える情報や方法が無いに等しい、法律もしかりで建築基準法が出来た当時の内容をいかに産業側に有利な内容にするかで作られている。できた家に住むのは誰なのか?またどんな住宅を作るのか?どんな所に建てるのか?建つ家はどんなものなのか?それらを一般の住まい手が本当に参考になる法律と内容にしていただきたい。ただ法を厳格化していくだけでは全く意味がなく、ある程度緩やかにしておいて、あきらかな騙し行為が有った場合に厳格に対処する法であって欲しく。造り手のやる気や向上心を奪うだけの現行法は全く納得がいかない。

山梨県

大工・工務店

  

051

01 全体的な考え方

金物に頼らない、木組みの家を建てづらくしている法律がある。この事実は、世間にはあまり認知されていない事実であると思います。しかし、すべての人は、木組みの家を建てる権利があるというのに、木組みの家を取り巻く諸問題は一般的に明らかにされていません。国の機関と作り手とが協力して、木組みの家の耐力や環境への影響などを研究し、日本独自の文化を継承していければ素晴らしいと思います。

山梨県

大工・工務店

052

01 全体的な考え方

伝統木造住宅が特殊扱いされていたり、まともに評価されなかったりしているのはおかしい。本来日本の木造の住まいは、伝統工法がベースにあって、現代工法があるはず、同じように木材は自然乾燥、壁は土壁と、日本人が古来から普通に行っていたやり方をベースとした建築基準法に作りかえるべきだ。順序が逆転している。

滋賀県

設計士

053

01 全体的な考え方

伝統構法、人材育成など、法律が妨げになっており、改革を望んでいます。

滋賀県

大工・工務店

054

01 全体的な考え方

地域に残る伝統的な建物を維持管理することで、地域らしさを守り、地域の職人の技術や知識を守り、地域の暮らしを守ることにつながります。現状の建築基準法では、縦長の日本列島を一つの網にかけてしまい地域らしさが失われてしまっている。また住宅も商業施設等の建物も同じ基準が適用されることで矛盾がでてしまっています。都市計画区域と市街化調整区域・都市と地方・保存地区と開発地区などで基準法が替えられると「らしさ」が継承できると考えます。またハウスメーカーや建材メーカが研究開発で今まで数値化できなかった部分を解明していることは認めるが、伝統工法や職人の技術・知恵・経験・カン・コツが数値化できなくても科学と文化として違いを認めるべきだと思います。

滋賀県

大工・工務店

  

055

01 全体的な考え方

日本のすばらしい伝統文化の木造建築物を後世に残せるような法律であって欲しい。

滋賀県

大工・工務店

056

01 全体的な考え方

日本・木の文化の象徴が伝統的な木の建築でもあり、建築基準法には明確に位置付けられるべきです。伝統や文化はつなぐもので断ち切るものではない、と考えます。

秋田県

木材関係

  

057

01 全体的な考え方

文化財などの建物は200年前後の歴史を刻んでいるが、現在建築されている建物は、200年後に現存しているかはなはだ疑問である。住宅の寿命の話をよく耳にするが、永井スパンで物事を捉えていかなければならないと思う。

秋田県

大工・工務店

058

01 全体的な考え方

伝統構法を守り受け継いでいく ということは環境に負荷を与えず、素晴らしい循環を形成する という事を理解するのは小学生でもわかると思います。あたり前のことがあたり前に持続できるようにし、木造建築文化を守る法律に変えていくべきです。

秋田県

大工・工務店

  

059

01 全体的な考え方

「普通の家」はある程度の金さえあれば家を建てる事が出来る事に、違和感を感じる。家の与えるあらゆる影響について、もっと考えるべきではないか。それは住まい手にとっても地域にとっても重要であるだろうし、家が朽ち果てて行く末の事も考えるべきだ。

静岡県

大工・工務店

  

060

01 全体的な考え方

ヨーロッパの町並みは秩序が保たれてとても美しいですが、日本の町並みは汚いと思います。RC・S・プレハブ・ハウジングメーカーの○○シリーズやら混沌としています。それを個人の好みと一括りに片付けてはいけないと思います。落ち着いた町家の町並みに、サイディングの家が現れるとギョッとします。やむを得ず建替えするのかも知れませんが、町並み保存できる体制を国で後押しして欲しいです。

静岡県

住まい手

061

01 全体的な考え方

現場の職人を 単なる作業員と位置づけている。そのため 法律が多すぎて 現場は理解していない。普通にやってきたことが 違法行為にいつの間にかなっている。しかも なぜいけないのか考えても 理解しづらい。

千葉県

大工・工務店

062

01 全体的な考え方

建築基準法が全国一律というのはおかしいのでは? 都市部と田舎とでは条件が違う。

千葉県

大工・工務店

063

01 全体的な考え方

日本の歴史を踏まえた上での法律ではない。文化財保護という名目で、国土交通省の管轄をはずして、文部科学省の管轄にしてしまっている。保護すべき過去のものではなく、現在も進行しているし、継承している建築技術であることを認識するべき。

大阪府

大工・工務店

  

064

01 全体的な考え方

建築基準法に則り構造計算で建物強度が確認出来る近代木造建築と、それが出来ない伝統的な(伝統構法による)木造建築の違いが多くの専門家にも一般の方々にも理解されていない。

東京都

設計士

  

065

01 全体的な考え方

伝統構法のための材料である木材や作り手である大工の荒廃が問題。伝統構法がないがしろにされると、他の建築方法でも材料、作り手の質が落ちる。材料を知ること、基礎を学んでいることは大切と思う。

東京都

住まい手

066

01 全体的な考え方

伝統木造では、国土・森林の実体・自然環境の現状認識が大切で、歪めては本質を損なう。戦後、荒廃した森林から流れ出る水は清冽で、人々の渇き、開拓畑を潤し、急増する人口の飢餓を救い、都市復興に寄与する一方で、各地の豪雨禍に嘖れた。戦後の拡大造林の放置の様態を正、自然と折り合う工法(国策的)が急務。

東京都

設計士

067

01 全体的な考え方

建築士などの厳罰化以前に行政の責任の所在を明確にすべきである。失政による社会の混乱の責任を負うべきである。

東京都

設計士

  

068

01 全体的な考え方

この国の木造住宅をどのようにしていきたいのかが、法律では明確になっていなくて、数年ごとに法律・施行令・規則・告示などが場当たり的にきめられいます。いっそのこと、こんな法律なら法律自体をなくしてしまい一度自由に建築ようにして、不具合は裁判でも何でも起こしていったらいいと思うことがあります。

東京都

設計士

069

01 全体的な考え方

太古のむかしより、受け継がれてきた日本の木造建築を平成の時代で打ち切ってしまって良いのか?施主さまの希望があるのに伝統建築が建て難い基準法。大工はもとより職人は施主さまに育てられている。平成の官僚、学者どの後世に恥じない法づくりを再考願いたい。

東京都

大工・工務店

070

01 全体的な考え方

美しさの規定建築基準法は最低限の保証。戦後の量の時代はボトムアップの意味があったかもしれないが、質の時代になってみると美の基準が無いことに気がついた。現在検討中の建築基本法の中に美の基準が必要。プレカットの弊害職人がつくる手づくりの家はプレカットの波に押されて工業化された家がほとんどになっているが、このままでは伝統の技術が消えていく。プレカットになれた職人は今後の改修仕事ができなくなる恐れがある。ヨーロッパでは、伝統的な技術を守るために機械化率と職人の手仕事の率を制限していると聞く。日本の伝統的な建築技術を守るためにも手仕事の推進規定が必要。

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設計士

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01 全体的な考え方

木造住宅基本法のようなものが欲しい。ここでは、木を生物材料、資源循環型の材料として正しく位置づけ、林業や木材業とも関連させて、その扱いを明確にする。また、わざわざ木造住宅を選択するなら、人の健康や暮らしをどう増進し、豊かにするのかの基本理念を明示する。

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設計士

072

01 全体的な考え方

又、人が働いたり、モノをつくることの意味にも触れ、良いモノをつくるには何が基本なのか、造り手と住み手の関係はどうあればよいのかも示したい。

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設計士

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01 全体的な考え方

今回の法整備は、今、木造住宅の主流を占める新建材型在来工法で悪質な家が造られるのを防止するためにだけ役に立つかもしれないが、良い木造住宅を造ることを阻害するものである。伝統構法をきちんと法に位置づけ、巾の広い木造住宅づくりが可能になるように法を改めるべき。

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設計士

  

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01 全体的な考え方

戦前には、警視庁が建築許可?を取り仕切っていましたが、現在の建築確認はそれよりも強権的な警察行政になりさがってしまいました。今や、日本の生活の質を左右する九割にも及ぶ中小の建築会社から工務店までが制度上の機能不全に虐げられています。前回の基準法改正後に、大田弘子経済財政政策担当特命大臣が基準法改正でGDPが0.3%も減少したと指摘しても、国交省技術官僚はまさに不作為を恥ずることなく現在の混迷を招きました。官僚は取締りが役目でなく、巾の広い福祉を増進、奨励すべきです。再改正の基本理念を再構築するべきです。

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設計士

  

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01 全体的な考え方

木を異質のもの(金物、基礎コンクリート)で堅く接合するという考え方自体がなじまない。堅いものが必ずしも強く、頑丈であるとは限らず、柔らかく力を受け流す、修理メンテナンス可能なクラッシャブルな箇所を設けるなど、建設業界以外の技術や思考を取り入れて物事を進めて欲しい。それに、そもそも、基準法施行時には在来工法と伝統工法という分け方はなかったのだから、分類する必要がなく、在来工法と伝統工法のハイブリッドが成立するようにしてほしい。

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その他

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