■終了しました■ 7/3 山梨県伝統構法木造勉強会 2回連続伝統構法木造講座~鈴木祥之先生をお迎えして~


山梨の木で家をつくる会で毎年主催している、実務者向けの勉強会を毎年実施していますが、今年度は、立命館大学グローバルイノベーション研究機構教授 鈴木祥之先生をお迎えして、伝統構法木造についての勉強会を7月、9月の2回連続で行います。

現在、古くからの気候、風土等に適応し発展し継承されてきた伝統構法は、「長寿命」「地域の素材を活かす」ことができる構法として見直されてきています。今回の勉強会では、伝統構法の地震に耐えるメカニズムや伝統構法の建物の耐震設計・耐震補強法について、学びます。木造住宅の関係者の方、また木造住宅や 伝統構法に関心のある方、ぜひ参加していただきたい講座ですので多くの方の参加をお待ちしております。

講師プロフィール

立命館大学グローバルイノベーション機構 鈴木祥之教授
(専門分野: 耐震工学、建築振動論、木構造学)

1944 京都大学大学院工研究科博士課程修了。同大学防災研究助手
1990 日本建築学会賞(論文賞)受賞
1995 阪神・淡路大震災を契機に木構造の研究に取り組む
1999 京都大学教授
2008 京都大学名誉教授。立命館大学グローバルイノベーション機構教授

(詳しくは、木の家ネット2008年9月号鈴木祥之教授インタビューコンテンツで!

日時
第1回勉強会 2009年7月3日(金)13:30 〜 16:30
伝統構法の木造建築物は、地震時に大きく揺れながら、木と木組みのねばりによって大きな変形性能を発揮して地震に耐えるメカニズムを解説する。このような伝統構法の特徴を生かした合理的な耐震設計の考え方とともに、2000年の建築基準法改正で導入された性能規定型設計法の一つである限界耐力計算による耐震性能評価法について説明する。

・伝統構法の力学的メカニズムと耐震性
・伝統構法の耐震設計の考え方
・限界耐力計算による耐震性能評価法

第2回勉強会 2009年9月11日(金)13:30 〜 16:30
実大伝統木造住宅のE-ディフェンス振動台実験の映像による紹介とともに、大地震による揺れと実際の地震被害を把握する。民家や寺院建築物など伝統構法木造建築物の耐震補強の考え方とともに限界耐力計算による耐震補強設計法や補強方法について解説する。また、最近、建築確認の交付がなされた事例について紹介しながら、限界耐力計算による建築確認の流れについて説明する。

・実大伝統木造住宅のE-ディフェンス振動台実験
・耐震補強の考え方
・限界耐力計算による耐震補強法
・限界耐力計算による建築確認の流れ

会場
木の国サイト情報館 http://www.kinokuni.gr.jp/
南アルプス市上今諏訪850-1 地図はこちら

受講対象
木造住宅の関係者の方、また木造住宅や伝統構法に関心のある方

参加費
2回分で、一般 4000円 学生 3000円(2回通してご参加ください)

定員
50人 (先着順)

申込方法
参加者名(所属)、参加人数、住所、連絡先(tel、fax、メールアドレス)を明記の上、下記問合せ先まで、メールかFAXにてお申し込みください。

問合せ先
山梨の木で家をつくる会事務局
tel 055-284-8888 fax055-284-8890
メールアドレス:info@y-moc.com


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