期別の活動と総会開催場所
総会 開催地 | 主な活動 (関連団体の活動 世の中の出来事) | ||
2001年10月 〜2002年9月 | 1期 | ||
2002年10月 〜2003年9月 | 2期 | 秋田県 二ツ井町 | |
2003年10月 〜2004年9月 | 3期 | 愛知県 犬山市 | 12月 土壁告示 |
2004年10月 〜2005年9月 | 4期 | 滋賀県 | 11月 中越地震調査 栃尾へ |
2005年10月 〜2006年9月 | 5期 | 東京都 | 6月 改正建築基準法 施行 |
2006年10月 〜2007年9月 | 6期 | 三重県 伊勢市 | 6月 これ木連(これからの木造住宅を考える連絡会)結成、秋に国交省と勉強会 |
2007年10月 〜2008年9月 | 7期 | 徳島県 | 5月 瑕疵担保履行法勉強会、7月 これ木連フォーラム「このままでは伝統構法の家がつくれなくなる?!」 |
2008年10月 〜2009年9月 | 8期 | 埼玉県 川越市 | 4月 「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会(坂本功委員長) スタート(2年間で見直し) 、12月 実大震動台実験1 、3月 これ木連フォーラム「実験報告会」、9月 これ木連フォーラム「どこへ向かうのか?」 |
2009年10月 〜2010年9月 | 9期 | 熊本県 熊本市 | 11月 基準法アンケート →馬淵国交省副大臣に提出、4月 「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会 再スタート(鈴木祥之委員長) |
2010年10月 〜2011年9月 | 10期 | 神奈川県 鎌倉市 | 1月 「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会 実大震動台実験、3月 東日本大震災 |
2011年10月 〜2012年9月 | 11期 | 宮城県 石巻市 | 9月 「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会での実大実験 |
2012年10月 〜2013年9月 | 12期 | 栃木県 | 10〜12月 キャラバンツアー |
2013年10月 〜2014年9月 | 13期 | 奈良県 | 2月 温熱環境調査(各々) 、7月 石場建て合宿/「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会 最終報告会、10月 大江忍が新代表に、11月 込栓角ノミ復活へアンケート |
2014年10月 〜2015年9月 | 14期 | 岐阜県 | 1月 省エネ法パブリックコメント、2月 温熱合宿(八ヶ岳) 、3月「伝統構法をユネスコ無形文化遺産へ」キックオフフォーラム |
2015年10月 〜2016年9月 | 15期 | 高知県 高知市 | 1月 「京都の夏を旨とした住まいにならい、地域型住宅の省エネルギーを探る」フォラム、2月 衆議院第二議員会館「伝統的木造住宅と省エネルギー基準~調査データから分かる多様性と実態」報告会 4月 熊本震災、 7月 込栓角ノミ復活 |
2016年10月 〜2017年9月 | 16期 | 静岡県 掛川市 | 12月 大工経営塾 |
2017年10月 〜2018年9月 | 17期 | 岡山県 倉敷市 | 4月- 「伝統建築 工匠の技」ユネスコ無形文化遺産登録にむけて[職人宣言]に職人100人が登壇、6月 SNS上での「職人宣言キャンペーン」に協力 、7月 西日本豪雨:板倉仮設住宅の移転 |
2018年10月 〜2019年9月 | 18期 | 山形県 鶴岡市 |
[ 法律関連 ]
伝統的構法(石場建て)の構造関連
テーマ
「建物と基礎とはアンカーボルトで緊結する」と規定している建築基準法では、「石場建て」は法的な位置付けが与えられていません。そこで現在では、限界耐力計算を用いて構造安全性を証明し、構造適合性判定を受けなければなりません。個人の住宅としてはかなり高いこのハードルを下げ、建てやすくするために、伝統的構法の科学的な研究にもとづいた、立法が必要です。そのために伝統的構法の設計法構築とそのための性能検証実験を国交省に求めてきました。取組と成果
国交省の補助事業「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会(第1期委員長=坂本功、第2期委員長=鈴木祥之)に、多くの会員が実務者として協力。さらに会員の何人かが実務者委員として、設計法チームや材料チームの活動に携わりました。また、実大震動台実験前後の大工たちによる損傷観察などに、多くの会員が参加しました。-
2008年7月26日
このままでは伝統構法の家がつくれない!
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2008年9月27日
鈴木祥之先生(立命館大学教授):伝統構法で使える耐震設計法を探る
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2009年1月26日
伝統木造設計法構築に向けて、実物大実験!
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2009年3月25日
「伝統木造のこれから」大橋好光教授の展望は?
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2009年10月6日
第三回これ木連フォーラム「伝統構法はこれからどこへ向かうのか?」の報告
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→ 外部リンク
「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会
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→ 外部リンク
実大実験での損傷観察
改正建築基準法関連
テーマ
国土交通大臣認定構造計算ソフトウエアの計算結果を改ざんした構造計算書偽装を、行政が見抜けなかった「耐震偽装事件」に端を発し、2005年、運用を厳格化した「改正建築基準法」が公布されました。これにより、耐震偽装事件で用いられたのと同じ限界耐力計算で構造安全性を証明し「性能規定」で建ててきた伝統的構法も、かなり建てにくい状況に追い込まれてしまいました。取組と成果
建築基準法の運用の厳格化で伝統的構法のハードルがあがるのは、そもそも建築基準法が伝統的構法をまっとうに位置付けてこなかったからではないか? という想定のもとに、会員のみならず職人がつくる木の家ネットWebサイトでも公開アンケートを実施。その集計結果をまとめ、Webで公開したほか、国土交通省副大臣にも提出しました。-
2010年3月24日
「改正建築基準法再改正にむけての要望アンケート」全回答のまとめ
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2009年12月25日
速報!アンケートの全回答とまとめ
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2009年11月27日
「職人がつくる木の家」づくりを未来につなげるアンケート
建築物省エネ法関連
テーマ
建築物の省エネを「外皮性能の強化」で実現しようとする省エネ基準では、壁の内部に断熱材を入れられない土壁や、自然素材を使った断熱材は、低い評価しか与えられません。このような基準のままで適合義務化となれば、土壁をはじめとする「和の住まい」的な住宅は新築できなくなってしまいます。取組と成果
土壁や自然素材を多用した家に住む世帯の外皮性能と一次エネルギー消費量との関係性を生活実態から把握するために、JIA環境部会や建築研究所が行なった調査に、土壁の家づくりを実践する会員が事例を提供。外皮性能は基準に適合していなくても、低いエネルギーで暮らしている、省エネをリードしている実態が判明しました。この事実が省エネ基準の適用除外となる「気候風土適応住宅」を、全国各地の行政主導で定義していけるようになる端緒をひらきました。-
2017年10月14日
気候風土適応住宅のチラシができました!
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2017年6月30日
気候風土適応住宅のススメ
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2016年3月31日
2/16 衆議院第二議員会館 調査報告会レポート
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2016年1月27日
地域型住宅の省エネルギーを探る 〜2016.1.17 京都フォラム報告
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2015年1月6日
私はこう書きました! 木の家ネット会員が出したパブコメ
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2015年1月1日
改正省エネ法についてのパブリックコメントを出そう!
住宅瑕疵担保責任履行法
テーマ
2009年「住宅瑕疵担保責任履行法」施行により、新築住宅において完成後10年間は、施工者が瑕疵担保責任を負うべく、住宅瑕疵担保責任保険への加入が義務付けられました。この義務付けの際に、内外土壁の伝統構法は、雨水の侵入リスクから、保険会社が保険加入時に示す「設計施工基準」には乗らず、保険の対象外になりかねない状況に置かれました。取組と成果
関連諸団体に呼びかけて「これ木連」として、国と保険会社とを招聘した勉強会を開催。土壁など、伝統的な構法において、雨水侵入に配慮した設計仕様モデルを実務者側から具体的に提示しました。これにより設計施工基準外の事例に適用される「3条申請」において、無責ではなく、適用除外としての位置付けを得ることができました。-
2009年6月4日
「伝統木造のこれから」住宅瑕疵担保責任保険、伝統構法の扱いは?
[ 災害への対応 ]
2004年 新潟県中越地震
調査隊を栃尾市半蔵金に派遣。伝統的な民家にあとからコンクリート打ちの浴室や台所を増築した接点部分で被害が大きいことが報告されました。その7年後の修復状況のレポートも。-
2005年4月25日
新潟県中越地震調査報告「新しい道理と古い道理」
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2010年1月16日
新潟県中越地震被災地訪問レポート
2011年 東日本大震災
現地会員への支援物資を搬送。震災から半年後には、現地幹事からの「今だからこそ来てほしい」との希望で、震災前から石巻で予定していた総会を、開催。津波被害のあとに残った建築物の残骸、避難所からプレハブ仮設住宅を経て、本設住宅に住み始めるまでの長いプロセス、地域コミュニティーの力など、さまざまな課題や動きを取材、会員からの声も織り交ぜて発信しました。-
2012年3月11日
石巻市北上のこれから
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2014年3月11日
3.11後を生き抜くコミュニティーの力
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2011年5月29日
木の家ネット会員の声:地震・津波・原発災害で考えた事
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2012年6月15日
原発に頼らない家づくり&暮らし方
2015年 熊本地震
被災2週間後に現地入りしての調査報告。瓦屋根や土壁の崩落が与えるマイナスイメージ、地盤による被害の大きさの違い、新耐震基準以前と以後の建物の被害の比較、石場建て建物の挙動などの論点を実務者がレポート。地震で足元が「動いた」石場建ての建物を元に戻す「家戻し」にも、全国から大工たちが馳せ参じた様子も、参加した大工による解説を交えた写真レポートとして公開。-
2016年6月21日
熊本震災レポート 2
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2016年6月9日
大工たちによる「家戻し」の記録
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2016年5月21日
熊本震災調査レポート
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2016年4月28日
古川 保の熊本市川尻町 震災日誌
2018年 西日本豪雨
福島県いわき市で7年間住まわれ、役目を終えた板倉仮設住宅を、豪雨被害を受けた岡山県総社市に移設するプロジェクトに、職人がつくる木の家ネットから弟子や仲間を含め40名以上が「応援大工」として参加。現地の大工との協力関係、解体再利用できるつくりかたで仮設住宅をつくる意味、材のストックなど、動いている中で見えて来たさまざまな課題を、日本板倉建築協会の安藤邦廣さんや、いわきで板倉仮設住宅建設を指揮した現場監督さんを交えてふりかえり、3部作のコンテンツとして公開。-
2018年12月29日
板倉仮設住宅 移設ものがたり part3 大工の声&今後の課題編
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2018年12月17日
板倉仮設住宅 移設ものがたり part2 実録編
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2018年12月14日
板倉仮設住宅 移設ものがたり part1 概要編
[ 職人の認知度アップ関連 ]
職人宣言への協力
テーマ
選定保存技術として文化庁が認定した職人だけでなく、家大工や伝統建築をめざす若者までを含めてユネスコ無形文化遺産「伝統建築工匠の技」に包含することを求めて運動してきた「伝統を未来につなげる会」の呼びかけに応えての「職人宣言」活動に協力してきました。取組と成果
「伝統構法をユネスコ無形文化遺産に!」を掲げる伝統木造技術文化遺産準備会が2014年に開催したキックオフフォーラムでは、若い職人20数名がひとりひとり生声で語る「職人宣言」を実施。続けて「伝統を未来につなげる会」が2018年に開催し、明治大学に1000人を超える人が集まった普請文化フォーラムでは、「職人100人が登壇しての職人宣言」をめざし、職人がつくる木の家ネットメンバーを中心に実現。その後、SNSでこの運動をさらに拡散し、多くの職人や、職人をめざす建築専門学校の学生など総勢657人(2019年4月21日 現在)が、動画で生き生きと「職人宣言」を実施しました。そのインパクトは、NHKの情報番組「シブ5時」でも紹介されました。-
→外部リンク
職人宣言集
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2018年5月28日
職人宣言キャンペーン 無形文化遺産の対象を拡げよう
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2018年3月27日
伝統建築に携わる すべての職人に光を
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2018年2月7日
「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」 ユネスコ無形文化遺産候補選定のおしらせ
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2015年3月13日
伝統構法をユネスコ無形文化遺産に!
[ 道具関連 ]
手刻みのための電動工具復活
テーマ
プレカットが主流となり、手刻みをする工務店が著しく減少していく中で、手刻みの工程に欠かせない電動工具である「込栓角ノミ」が廃番となってしまいました。これ以外にも、すでに廃番となり中古品を求めるしかない、廃番のおそれが極めて高い電動工具もありますし、鉋(かんな)、鋸(のこぎり)、鑿(のみ)などの手道具をつくる鍛治職人も激減しています。取組と成果
伝統建築のためのすぐれた電動工具を製作し続け、開発企画を募集している伊勢の松井鉄工所に「込栓角ノミ」復活をお願いする署名をネット上で募集、会員以外からも多くの署名が集まりました。その後、試作機完成時に大工たちが松井鉄工所を訪れ、使用感をフィードバックするなど、やりとりを続行。本機完成後には、木の家ネットの総会に出席してお披露目をしていただきました。-
2016年8月2日
込み栓角ノミ 復活!松井鉄工所訪問記
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2014年11月26日
無くなっては困る!刻み用電動工具:込み栓角ノミを復活させるためのアクション
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2006年9月1日
道具と大工