■終了しました■ 6/20 これ木連主催 連続講座「伝統構法を考える勉強会」vol3.~民家修復の現場から伝統構法の特性を探る~「地震被災建物修復の道しるべ」より


日本全国各地には、その地域の風土に根差した民家が建ち続けています。しかし、不幸にして大きな地震に遭遇し、被害を受けた民家も数多くあります。復興を急ぐあまりに、まだまだ活用できる民家が一気に壊されてしまうことが多いことを、私たちは1995年の阪神大震災の時に経験しました。

2004年、雪国の山間地で発生した新潟中越地震では、古くから建ち続けていた伝統構法による民家もたくさん被災しました。
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「被災した民家を修復し、その地域に残すことが、これまでの暮らしの延長線上で生活再建を行うことができ、被災者にとっては精神的・経済的負担と長期心労への助けになるのではないか」という信念のもと、実際に新潟に住み、取り壊しを余儀なくされていた数多くの民家の修復を手がけてこられた設計者がいます。住まい空間研究所の長谷川順一さんです。前回の瑕疵保証勉強会に引き続き第3回めとなるこれ木連の勉強会では、長谷川さんをお招きして、近頃まとめられた報告書「地震被災建物 修復の道しるべ」の内容をもとに、現場の実体験を聞き、その中に伝統構法が持つ特性を探る勉強会を開催します。

地震にも耐え、もってきた家、もたなかった家の違いはどこにあるのか。「地震に強いとは言えない」と言われることの多い伝統構法の建物の中でも「もってきた家」はどのような特質をもっているのか。先人の仕事の中に、学ぶ点がたくさんあります。国をあげての伝統構法の設計法構築が進む中で、示唆に富んだ勉強会になるにちがいありません。ぜひ、奮ってご参加ください!

日時
平成21年6月20日(土)13:30〜16:30(開場13:00)
会場千代田区万世橋区民会館
東京都千代田区外神田1-1-11(JR秋葉原駅電気街口から徒歩3 分)

講師
長谷川 順一 氏 住まい空間研究所主宰 

内容
地震で被災した民家の修復報告とその体験を通じ伝統構法による民家が現代の住宅とどういった点に違いがあるのか、また伝統構法の特性と言えるものがあったのかを考えます。

参考URL:
職人がつくる木の家ネットでも、被災直後に新潟県栃尾市半蔵金に入り、被害建物の調査を通して学んだことを新潟地震調査報告「古い道理と新しい道理」としてみなさんにご報告しました。いまいちどご覧ください!

定員
70名(申込順、定員になり次第締切)

参加費
2,000円

申込・問合せ
これ木連事務局(NPO日本民家再生リサイクル協会内担当:金井)
TEL:03-5216-3541
FAX:03-5216-3542
Eメール:info@minka.jp

締切
6月17日(水)
参加者1名ごとに、氏名、所属、電話、ファクス、メールアドレスを明記のこと。

CPD
今回の勉強会は日本建築士会連合会CPD認定プログラムとして認定されています。過去の勉強会、フォーラムについても各建築士会へ申請いただければ単位取得可能となる場合がありますので、所属士会へお問合せください。

主催
これからの木造住宅を考える連絡会
http://koremoku.seesaa.net/

構成団体:
財団法人住宅産業研修財団優良工務店の会
職人がつくる木の家ネット
NPO伝統木構造の会
有限責任中間法人日本曳家協会
NPO日本民家再生リサイクル協会
NPO緑の列島ネットワーク


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