■終了しました■ 12/12 京都府建築専門学校 市民講座「伝統構法の木造住宅はほんとうに大地震を凌げるか?」


 京都建築専門学校をご存知ですか? 戦後間もなくの創立の専門学校で、今でこそ、木造、鉄筋コンクリート、鉄骨と建築全般について、建築士や施工技術士の受験を念頭に入れた建築技術者教育を行っていますが、もともとは京都の大工組合が自分たちの子弟の建築教育のために創った学校です。京都の建築学校として「伝統的な木造建築を学べる学校」をめざし、全国でもめずらしい伝統建築研究科を開いていたり、復元した京町家を校舎の一部として使っていたりというユニークな学校です。

 京都建築専門学校では、一般向けの無料の市民講座「木造の魅力」を毎年開催しており、22回めにあたる今年は「伝統構法の木造住宅はほんとうに大地震を凌げるか?」と題した特別公開講義が企画されています。

 特別公開講義では、今、国交省で進めている「伝統的木造軸組構法住宅設計法」の検討に実務者として参画する、大工の宮内寿和設計の岩波 正の両氏と伝統構法の研究者鈴木 有先生が、各々の立場から伝統構法への思いを語ります(三人とも職人がつくる木の家ネットのメンバーです)。後半では特に大地震への備え方について、最近の実験の成果を踏まえて伝統構法のエッセンスを描きだします。司会進行は、これ木連の関西フォーラムの裏方として尽力くださった、京都建築専門学校の佐野春仁先生です。
 京都まで出かけてみる価値、ありそうです!お時間ゆるす方、ぜひ、でかけてみられては?

日時
12月12日(土) 13:30〜16:45

場所
ハートピア京都3階大会議室
〒604-0874 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375番地
京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」駅下車 5番出口
(車での来場はご遠慮下さい)

内容

◆第一部:三者独談
「伝統構法に関わる自分の立ち位置を語る」

「この時代の大工の使命」
宮内 寿和 (宮内建築 代表、甲賀森と水の会副代表)

「地震に対する安全性は法律や基準で担保できない」
岩波 正 (三和総合設計株式会社、木考塾代表)

「伝統構法に向き合って以来の歩みを顧みる」
鈴 木 有 (金沢工業大学・秋田県立大学名誉教授)

◆第二部:四者論談
「最近の地震被害や震動台実験からどう読み解くか?~“伝統構法の木造住宅はほんとうに大地震を凌げるか?”を」

司会進行:京都建築専門学校 教務主任 佐野 春仁

申込方法
聴講は無料ですが、事前に学校宛てに電話・メールにて申込み下さい。
受付は先着順となります。

お問い合わせ・申込み
学校法人 京都建築学園 京都建築専門学校
tel 075-441-1141 
info@kyotokenchiku.ac.jp


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