2009年11月から第9期を迎える、木の家ネット。毎年、期始め恒例、会員が全国から集まって開く総会を、来期は九州メンバーが幹事となって行います。場所は熊本城とその近辺。詳しいことまで決まっていないところもありますが、まずは大まかなスケジュールだけ、お伝えします。
表の中で、オレンジ色が薄くのっている部分が総会。前後にはオプションがついています。どのくらい熊本に滞在できるか、前後の予定やフライトスケジュールなどとの兼ね合いをみながら、予定を考えてみてください!
スケジュール
日付 | 時間 | メニュー | 備考 |
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11/14(土) | 12:00~ | プレオプション | 熊本城本丸御殿2Fにて「復元料理」(3000円。2ケ月前迄に、要予約) ※熊本城に12:00集合12:30食事、12:30集合13:00食事の2班に分かれます。 |
13:40~ | 見学前の受付 | 熊本城2の丸駐車場に集合 | |
14:00~17:00 | 見学 | 刑部邸、熊本城(本丸御殿、宇土櫓、飯田丸5階櫓) | |
17:30~ | 記念講演前の受付 | 水前寺共済会館 | |
17:50~19:00 | 記念講演 1 | 「熊本城をつくるにあたって」講師:西島真理子 | |
19:00~21:00 | 懇親会 | 会員間の交流、情報交換 | |
21:00~24:00 | 深夜討論会 | テーマ別に討論 | |
11/15(日) | 9:00~11:30 | 朝食・総会 | 第8期のまとめと第9期の展望 |
11:30~12:30 | 記念講演 2 | 「鳥取地震から伝統構法を知る」講師:北原昭男 | |
12:30 | 一次解散 | 飛行場にバスで直行すれば、14時以降の便に搭乗可能 | |
12:40 | 昼食 | 水前寺公園内、うなぎ料理「泉里」にて | |
13:30~16:00 | オプションツアー 1 | 水前寺公園内「古今伝授の間」(工事中)・漱石の家・ジェーンズ邸・渋谷邸(会員設計)など見学 | |
16:00 | 二次解散 | 飛行場に送迎、17時30分以降の便に搭乗可能 | |
16:00~17:30 | オプションツアー 2 | 石場立ての家2軒(会員設計)の見学 | |
17:30 | 三次解散 | 飛行場に送迎、19時以降の便に搭乗可能 | |
~居続け | 八代へ移動 | 金波楼泊 | |
11/16(月) | オプションツアー 3 | 3階建て木造旅館群「日奈久温泉」、伊藤豊雄設計 八代市立博物館 未来の森ミュージアムなど見学 |
熊本大会の詳細スケジュールを一枚のPDFにまとめたものをつくりました。こちらからダウンロードできます。
集合場所へのアクセス
熊本空港からのバスのバス停(熊本交通センター)、熊本市電「熊本城前」電停から集合場所(熊本城二の丸駐車場)までの道順をご確認ください。(熊本駅から「熊本城前」電停へは、所要時間およそ10分)。見学前の集合時刻に遅れて合流する場合には、旧・細川刑部邸に向かってください。(二の丸駐車場から刑部邸への道筋を、赤線で示しました)
見どころ解説
写真をクリックすると、別ウィンドウで拡大画像を表示します
細川刑部邸
細川刑部家は、細川家三代忠利公の弟、細川刑部が興したものでこの建物は子飼にあった下屋敷を明治6年に、増改築し本邸として使っていたものを平成5年に城内三の丸に移築復元したものです。建坪は300坪あり、蔵が付属した長屋門を入ると唐破風の大玄関、次いで入側造りの表御書院、二階建ての「春松閣」とつづき、別棟には書斎の付いた茶室「観川亭」、御宝蔵、台所があり、全国有数の上級武家屋敷としての格式を持っています。昭和60年に熊本県重要文化財に指定されています。
宇土櫓
慶長年間(1596〜1614)の建物で、熊本城の中で唯一の国指定重要文化財。3層5階、地下1階からなり、第3の天主ともいわれ、直線的な破風と望楼に廻縁勾欄をめぐらした建築様式で、内部の木材には手斧で削った跡が残っており、築城時の趣と構造を伝える貴重な遺構です。
本丸御殿
加藤清正公によって創建され、行政の場、歴代の肥後藩主の対面所、として使われてきた「本丸御殿」は、明治10年の西南戦争開戦3日前に天主閣など主要な建物と共に焼失しました。熊本城の完全復元に取り組む中、平成20年本丸御殿の大広間、数寄屋と大台所を復元しました。(延床面積:約2,951平方メートル 総事業費:約54億円)
大広間へのアプローチは他の城に例を見ない地下通路で、「闇がり御門」から続く「闇がり通路」には石垣の上にに掛けられた巨大な梁や柱が江戸時代の本丸御殿へ導いてくれます。
きらびやかな「昭君之間」は、床、違い棚、付け書院を備え、「王昭君」の障壁画、植物画の書かれた折り天井など、絢爛たる空間が復元されています。
大台所2階では細川家に残る料理秘伝書「料理方秘」や近世熊本の料理集である「歳時記」のレシピをもとにした当時の復元料理を味わうことが出来ます。献立は、複数の膳でたくさんの料理が一堂に並ぶ、武家の儀礼的な料理様式の本膳料理を参考にして、いろいろな料理を少しずつ一つの御膳に取り合わせたもので、お殿様の気分が味わえます。
飯田丸五階櫓
熊本場内にはかって大小天守閣、櫓49櫓門18、城門29があり、特に五階櫓は築城時は6棟あったと伝えられています。飯田丸五階櫓は、加藤清正の重臣の飯田覚兵衛が預かっていた曲輪にあったことからこの名がついています。明治初期に鎮台がおかれ不要な建物として解体されましたが、平成17年に資料などを基に当時の工法で復元されました。外観三層内部五階建て、石垣からの高さ14.3m、床面積503㎡の天主級の規模の櫓です。
二様の石垣
飯田丸ヘの途中で、清正時代の緩やかな[穴太積(あのうづみ)」の石垣と、細川時代の急勾配の[算木積」の石垣、二種類の武者返しの名を持つ反りのついた石済みが天守閣、本丸御殿をバックにして見れる場所です。
熊本城の歴史
天正16年(1588) | 加藤清正、肥後北半国の領主として隈本城に入る |
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慶長 5年(1600) | 関ヶ原の合戦、清正肥後南半国を併せ54万石に |
慶長 6年(1601) | 茶臼山に築城開始 |
慶長12年(1607) | 新城落成。隈本を熊本に改称 |
慶長15年(1610) | 本丸御殿大広間及び花畑館を造営 |
慶長16年(1611) | 清正病死、三男忠広が相続 |
寛永 9年(1632) | 細川忠利が肥後の領主となる |
寛永17年(1640) | 宮本武蔵、細川家の客分に |
寛文11年(1671) | 水前寺成趣園完成 |
明治 4年(1871) | 廃藩置県飯田丸五階櫓など解体される |
明治10年(1877) | 西南戦争により天守、本丸御殿焼失 |
昭和35年(1960) | 天守閣の再建 |
平成17年(2005) | 飯田丸五階櫓復元 |
平成20年(2008) | 本丸御殿復元 |
※熊本城復元工事の進め方については、こちらを参照してください。
会費
会員 | 18000円 | (宿泊・宴会・朝食・会場負担・入場費用) |
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同伴者 | 13000円 | (宿泊・宴会・朝食・入場費用) |
同伴子供 | 10000円 | (宿泊・夕食はカレー・朝食・入場費用) |
手伝い | 13000円 | (宿泊・宴会・朝食・入場費用) |
※14日昼食に復元料理を食べる人は、+3000円
※15日八代温泉金波楼泊の人は、+16000円
航空券の早期割引のご案内
7月末から9月半ば(2ヶ月前)まで、早割・旅割あり
- 東京から約33000円(往復)
- 名古屋から約28000円(往復)
- 大阪から約26000円(往復)
各航空会社のURL
ANA :www.ana.co.jp/
JAL :www.jal.co.jp/dom/
JEX :www.jal.co.jp/jex/
SNA :www.skynetasia.co.jp/
利用できるフライト便
行き
【東京→熊本】
<見学プログラム前の受付に間に合う>
JAL便 9:25→11:15
ANA便 10:35→12:15
【伊丹→熊本】
<見学プログラム前の受付に間に合う>
JAL便 10:10→11:15
JEX便 11:10→12:20
【名古屋→熊本】
<プレオプションの復元料理に間に合う>
JEX便 8:05→9:25
<見学プログラム前の受付に間に合う>
ANA便 10:00→11:20
※空港から熊本城へは、バス70分(670円)、タクシー3000円程度
帰り
【熊本→東京】
<一次解散後、飛行場へ>
JAL便 14:25→16:00
ANA便 15:45→17:20
JAL便 16:40→18:15
SNA便 16:45→18:25
<オプションツアー2まで参加可能。三次解散後、飛行場へ>
ANA便 19:00→20:35
ANA便 20:05→21:45
SNA便 20:40→22:20
【熊本→伊丹】
<一次解散後、飛行場へ>
JEX便 15:40→16:45
<オプションツアー2まで参加。三次解散後、飛行場へ>
ANA便 17:35→18:40
JEX便 18:25→19:30
【熊本→名古屋】
<オプションツアー1まで参加。二次解散後、飛行場へ>
ANA便 18:15→19:30
<オプションツアー2まで参加。三次解散後、飛行場へ>
JEX便 19:45→21:00