速報! 12/4 A棟地方型の実大振動実験


12/4に、2回目、A棟(地方型)の実験がありました。平面の間取りはB棟とまったく同じですが、下記のような違いがあります。

1)前回の都市近郊型にくらべ、部材断面が大きい
2)2Fに太い地棟が通っている(建物のアタマが重い)
3)足固めがない
4)貫がより薄い(B棟=27mm、A棟=15mm)
5)外周は3尺ピッチで柱が入っている

公開実験の前日には、基準法で定義している「大地震」という波ですでに揺らしています。これも前回同様、基準法としての基準はクリアしていました。その上での、今日の実験です。


プレス発表の時の大橋先生のコメントによれば「B棟と比べて部材が大きい分、変形量も多少大きくなってはいるが、耐力としては同程度」ということでした。10数秒間の加振の間に土壁が剥落しながら、全体としては倒壊することなく家の形を保っており、人命は守られるレベルだということが分かりました。

木の家ネット事務局からも取材に行ったので、静止画像を撮ってきました。パラパラ漫画風に写真を並べていますので、ご覧ください。小さい写真をクリックすると、画像が大きくなります。大きくなった写真の右半分の領域のどこかで写真をクリックすると、次の写真へと送っていくことができます。はじめの数枚は「どこが動いてるの?」という感じですが、その後は土壁が剥落、柱が曲げ変形している様子なども分かります。「だるまさん転んだ」の鬼になったような気持ちで、目をこらして見てください。

前回同様、木の家ネット会員の中村茂史さん撮影の映像も、どうぞあわせてご覧ください。このページの一番下にあります。

より大きく観たい場合はこちら


最近の特集記事