11/2~4に奈良で行われた、第13期木の家ネット総会。2泊3日の行程に総勢75名の参加があり、活気のある、にぎやかな総会となりました。また詳しくは、特集記事として公開しますが、速報として、写真をいくつかお届けします。
室生寺
女人高野とも呼ばれる山間のお寺です。檜皮葺き、杮葺きの屋根が美しかったです。女人高野にふさわしい、小ぶりで華奢な五重塔を囲んで、奈良県内外で社寺建築を手がけている宮村樹さんの話を聴いています。
吉野の杉山
「歴史の証人」と呼ばれる、樹齢400年の大杉まで、30分ほどのハイキングをしました。何世代にもわたる間伐をくぐり抜け、江戸幕府ができた頃に芽生えた杉がまさにここにある!という不思議に、感動を覚えました。
案内してくださったウッドベースの菊谷紀恵さん。森の中を通る声がステキな方でした。
今回の総会の実行委員長をつとめた中村茂史さん。室生の古民家で、設計事務所を営んでいます。
吉野の土場
吉野の山から集まった原木や、製材品が並ぶ市が開かれる土場です。広大な土地に原木や材がゴロゴロとあってびっくりしました。
原木を売買する乾さん。この杉の断面から読み取れるこの木の履歴や製材した時にどんな面があらわれるかという予測など、プロの目でお話くださいました。
薬師寺
薬師寺の東塔の修理現場。囲いの中に入れていただき、解体修理中の塔を上から見ることができました。心柱が塔の建屋と緊結されておらず、ただ礎石の上に立っているだけ、ということにびっくりしました。
東塔の上から降ろされた水煙を特別展示していました。天から舞い降りる天女、笛を吹く天女がレリーフになっているのを真近で見ることができました。解説をしてくださったのは、薬師寺の大谷さん。