【終了】11/7締切 改正省エネ法案に対し、 パブリックコメントを出しましょう!


新築されるすべての建物について、外皮性能と一次エネルギー消費量についてある基準満たさなければならなくなる「改正省エネ法」が、2020年に規制法として施行されようとしています。それについて経産省と国交省とで作成した「基準案」が公開されており、それに対する「パブリックコメント」を、11/7(水)締切で募集しています。

これからの持続可能な社会を実現していくにあたって「家を建てる際にも省エネに配慮しましょう」ということに、誰も異論はないでしょう。しかし、今、国が提示している基準案がそのまま「規制法」になるとすると、木と土壁の家は作れなくなってしまいかねません。それは、この基準案を作った人が想定する「家」のあり方が、あまりにもハウスメーカー型に寄っているからです。具体的にいうと、基準案では、「外皮性能(断熱材を分厚く入れ、窓はなるべく小さくする)」と「省エネ設備機器」とで省エネを実現させなさい、という内容となっています。木の家ネットを読んでいるみなさんにも「外皮性能を高めるだけが省エネではないのに・・」「省エネ機器を山ほど使う省エネ以前に、そのような機器がいらなくなるような家づくりがあるのに」と、思いを抱いている方は多いのではないでしょうか。

この基準案を作っている人たちに「伝統木造を建てられなくしよう」という意図があるのだとは、思えません。基準案で想定している以外の家づくりについて知り、理解すれば、基準案は変わっていくはずです。そう信じて、日本の気候風土に合った家づくりが続けられるようにという願いを混めて、基準案を作っている人にきちんと伝わる「パブリックコメント」を書きませんか?

募集要項

■ 経産省・国交省発表のパブコメの案内:
パブコメ155120719

■ 【11/7締切!】改正省エネ法パブコメの概要:
まずは基準案と意見の記入用紙をダウンロード

パブコメ攻略法
職人がつくる木の家ネットのブログに、11/7締切のパブコメ対策として、木の家ネットとして問題だと思う論点を11項目に整理したものをアップしました。各項目のアタマについているのは、国がパブコメで意見を求めている基準案の番号です。参考にして、あなた自身の言葉で書いてくさだい。

改正省エネ法〜「基準案」へのツッコミどころ一覧

内容:
1-1 外皮性能を高めるだけが省エネではありません
1-2 伝統木造は除外規定に!
1-3 (1) 地域性っていうけれど・・
1-3 (2) 窓が少ないのが、いい家?
2-2 (3) 薪ストーブは?
2-2 (3) こたつ万歳!
2-2 (4) エアコン無しの家だって「あり」ではないですか?
2-2 (4) ビバ扇風機!
2-2 (3)(4) 全館冷暖房の方が有利??
2-2 (8) 家電をへらすのが先決!
2-2 (8) 家電使用量の決め方を見直してほしい

それぞれの項目に、解説と、木の家ネットのメンバーが書いたパブコメ事例を掲載しています。

木の家ネットのつくり手が書いたパブコメ!

あなたも、読んでみて、思いあたる項目があれば、ぜひ送ってみてください!

パブコメ募集期間
平成24年10月9日(火)〜平成24年11月7日(水)(必着)

送付方法
別紙2の意見提出様式に記入の上、次のいずれかの方法で日本語にて送付してください。なお、電話による御意見の受付は対応しかねますので、あらかじめ御了承ください。

(1)電子メールの場合
メールアドレス:teitanso@mlit.go.jp
※上記リンクをクリックすると、件名が『エネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準案に対する意見』というメールを書く画面が開きます。なお、送付の際には、HTML形式ではなく、テキスト形式としてください。

(2)FAX の場合
FAX 番号:03-5253-1629
「国土交通省住宅局住宅生産課 パブリックコメント担当」 宛
※FAX 文面において、『エネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準案に対する意見』と明記してください。

(3)郵送の場合
〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3
「国土交通省住宅局住宅生産課 パブリックコメント担当」 宛
※封筒の表に『エネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準案に対する意見』と明記してください。

送付するための書類ダウンロード

募集要項:
s15512071901.pdf

応募用紙(メールで応募する場合には必要はないです):
改正省エネ法パブコメ提出用紙


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