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第三回これ木連フォーラム「伝統構法はこれからどこへ向かうのか?」の報告


開催概要

これ木連 第3回公開フォーラム (通称 関西フォーラム)

「伝統構法はこれからどこへ向かうのか?
 『伝統的木造住宅軸組構法住宅設計法』を考える」

日時・開催場所

2009年 9月12日
立命館大学びわこ・くさつキャンパス ローム記念館大会議室にて実施


内容

【基調講演】

『伝統的木造住宅の保存・継承を考える』
畑田耕一氏(大阪府登録文化財所有者の会)


【パネルディスカッション】

第一部『私たちが残したい伝統木造住宅とは』

越海興一氏(国土交通省木造住宅振興室)
畑田耕一氏(大阪府登録文化財所有者の会)
鈴木祥之氏(立命館大学教授)
鈴木信哉氏(林野庁木材産業課長)
大江忍氏(設計者:ナチュラルパートナーズ)


第二部『国の伝統木造性能評価事業で、伝統木造住宅が未来につながるのか』

越海興一氏(国土交通省木造住宅振興室)
大橋好光氏(東京都市大学教授、伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験実施委員会主査)
鈴木祥之氏(立命館大学教授)
古川保氏(設計者:すまい塾古川設計室)
宮内寿和氏(大工:宮内建築)


開催趣旨

日本の暮らし文化や精神性は、昔からある木の家、職人技術と地元の木とでつくる伝統構法の住まいで醸成されてきました。それは心のふるさとであり、時代がどんなに変化しても、かけがえのない国民の宝です。 ところが、伝統構法は戦後できた建築基準法に位置づけられなかったため、合法的に建築できないばかりか、多くの古い建物が有効な耐震補強すらできず、朽ちていこうとしています。こうした状況を改善しようと、国では今「伝統的木造軸組構法住宅の設計法作成及び性能検証事業」を進めています。 事業がはじまって2年。研究者が中心となり、実験や実務者との意見交換などを通して設計法構築へと向かっています。しかし、最近の事業の動向を見るにつけ、その成果物が伝統構法を残すためのものとなるのか?と、実務者としては一抹の不安をいだいています。 工業製品のようには均質でない、木や土といった自然素材でつくられること。足元を地面と緊結しない基礎の考え方もあること。地域やつくり手によるバリエーション。伝統構法の性質をそこなわない基準とは、どうあればよいのでしょうか。 伝統構法の家を、機能面や耐震性能からだけでなく、文化・歴史・景観・環境など、さまざまな角度から見つめ直し、未来につなげるために何ができるのか。それをこのフォーラムに参加されるみなさんと一緒に考えたいと思います。


主催
これからの木造住宅を考える連絡会:

住宅産業研修財団優良工務店の会
職人がつくる木の家ネット
伝統木構造の会
日本曳家協会
日本民家再生協会
緑の列島ネットワーク

後援
滋賀県、京都市、京都府、国土交通省近畿地方整備局、滋賀県建築士会

賛同団体
以下の団体が、このフォーラムの企画意図に賛同の意を表明しています。

京都府:
京都建築専門学校、京都府建築工業協同組合、京北の木で家をつくろうネットワーク、京都市農林振興室、京都市建築審査課、京都市景観課、美山里山舎

滋賀県:
木考塾(木造在来工法住宅を考える会)、人と木の住まいづくりネットワーク、びわこ南部材・家と暮らしの会、甲賀森と水の会、日本伝統建築技術保存会(代表 西澤政男) 、淡海里の家事業協同組合(代表 川村克己)

岡山県:
西粟倉・森の学校(代表 井上達哉) 、(社)岡山県建築士会、(社)岡山県建築士事務所協会 、岡山県木材仲買協同組合、(社)日本建築家協会中国支部岡山建築家の会(代表幹事 藤田佳篤)、岡山建築設計クラブ(代表幹事 於東利夫)、(社)岡山県建築士会(会長 藤井義和)、(社)岡山県建築士事務所協会(会長 貴田茂)、おかやま緑のネットワーク(代表 藤田佳篤)、岡山県南木材需要拡大推進協議会(代表 岡本信和)、 協同組合岡山木材市売会(代表 岡本信和)

東京都:
NPO法人伝統構法の会、新建ハウジング

埼玉県:
素木(すき)の会

山梨県:
山梨の木で家をつくる会、NPO法人 森造

岩手県:
気仙大工建築研究事業協同組合(代表 熊谷進)

新潟県:
越後にいきる家をつくる会(代表 村尾欣一)、たてもの修復支援ネットワーク(代表 長谷川順一)、越後村上古建築研究会(代表 小池昭雄)、新潟まち遺産の会(代表 大倉宏)、新潟県まちなみネットワーク(代表 吉川真嗣)、NPO法人ウッディ阿賀の会(代表 込田幸吉)


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